自問自答とは

自分が一番自分のことを分からない。答えがない。自分は変動するものだから。答えもその都度変わる。都合が良いから。自分の顔なんて鏡越しにしか誰も知り得ない。頑張って、鼻のさきっぽぐらい、見えてるのは。あとは目の前の手足。手なんてブラインドタッチなんてしてると自分の身体の幹から生えてるのか、正直疑問になれるとき、ある。寄生虫いる?もしかして。みたいに。自分はこの空間にたいしてどれだけの空間を占拠しているんだろうとか。お風呂で溢れたお湯ぶんが、自分なのか、とか。じゃあ空気のぶんだかけ、占拠してたら、私の体積分の空気はどこにいってるんだろう、とか。そこまで行くと自問自答から視線をそらしてしまっているが。そんなわけで、自分という存在自体が最も客観視不可能だから寿命まで飽きずに、この身体と付き合うのかもしれない。

ということを友人に言おうかとおもって、留まった。これもまた「自問への自答」に過ぎないから。