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世界の終わりと始まりが 湖面に写るとき

2羽の水鳥は何事もなかったようにダンスする

 

ばたついた水滴が滴る先は  青く正しい 方眼紙

 

光の屈折に惑わされて

大きく過信した湖底の砂利たちは

空が同心円にたなびくのを 光悦に酔いしれて

我が身の存在を疑わない

 

さて、彼らは愚か あるいは否か

 

どちらでもあり、どちらでもないと わたしは答えよう

 

全知は方眼紙の中に

浸してみるのも良いだろう